ビジネスでの「ライブ配信」~有効な活用方法や動画配信システムの選び方とは?~
近年、様々な動画配信サービスの登場・普及により、ライブ配信は個人だけでなくビジネスでも活用されています。さらに、新型コロナウイルス拡大の影響を受け、ライブ配信のビジネス活用はますます増えていくでしょう。
そこで今回は、ライブ配信をビジネスで活用するにあたって、ライブ配信の有効な活用方法や動画配信サービスを選ぶポイントについて解説します。
ビジネスにおける「ライブ配信」の活用事例
個人の趣味嗜好によって視聴するものを選べる時代になった今、ライブ配信は様々な用途で活用されています。
たとえば、「中継」という意味合いのライブ配信であっても、以下のように、使われるジャンル・方法は多岐に渡ります。
・アーティストなどによるコンサートのライブ配信
・サッカーなどのスポーツライブ中継
・ニュースやバラエティ番組などのライブ配信
・国や自治体による記念式典のライブ配信
・映画の舞台挨拶や演劇のライブ配信
・企業による新商品発表会のライブ配信 など
また、視聴者を限定した場合においては、
・社内イベントや社内コンテストのライブ配信
・学校や学習塾のライブ授業
・企業や大学における、社員や学生向けの式典中継
・企業のセミナーや講演会のライブ配信
・本社と支社、グループ企業を繋ぐライブ配信 など
このように、ライブ配信は社外向け・社内向け問わず、企業においても多様なニーズに合わせて活用されています。
ターゲットで使い分け!オープン配信とクローズド配信の違い
社外秘情報の取り扱いなど、ライブ配信を安全かつスムーズに行うには、「どのような内容を」「誰に向けて」配信するかによって配信方法を分ける必要があります。
まず、動画を一般に広く周知し、より多くの方に見てもらう場合は「オープン配信」となります。オープン配信とは、有料・無料問わず動画を一般公開することで、上記の例ではコンサートや舞台、スポーツ、式典などの中継や、新商品発表会のライブ配信が当てはまります。
視聴者を限定した、ライブ配信をご希望の場合は「クローズド配信」となります。URLやパスワードを知らなければ動画視聴できない、社内向け行事や会議、視聴者を限定したセミナーなどがこの「クローズド配信」に当てはまります。
クローズド配信は、以下の方法で視聴者を限定するため、社外秘情報などを安心・安全に扱うことができます。
・ライブ配信を視聴するためには、パスワードが必要
・特定のURLを知らなければ、動画が視聴できない
有料と無料、動画配信サービスは用途で決める!
動画配信を行うには、動画を共有するための動画配信サービスを利用する必要があります。動画配信サービスには有料のものと無料のものがあり、それぞれサービスに違いがあります。
【無料の動画配信サービス】
<メリット>
・コストをかけず、手軽に利用できる
・SNSと連携することができ、多くの人に視聴してもらいやすい
<デメリット>
・ライブ配信中に技術的トラブルが起こっても、サポートが十分に受けられない場合がある
・不特定多数の方が視聴できるため、視聴者を限定した配信には不向き
・配信中に他社の広告やブランドイメージに合わない広告が流れるリスクがある
・動画内に動画共有サービスのロゴが表示される場合がある
・動画をコピー、悪用されてしまう可能性が考えられる
【有料の動画配信サービス】
<メリット>
・最新かつ高度なセキュリティ対策が施されているため、安心・安全に動画を配信でき、クローズド配信にも向いている
・動画を有料販売することが可能なサービスがある
・使用方法が分からない場合や技術的トラブルが発生した場合、充実したサポートを受けられる
・動画をコピー、悪用されないためのコンテンツ保護対策が施されている
<デメリット>
・無料の動画配信サービスと比べて、必要に応じたコストがかかる
無料のライブ動画配信サービスは、SNSと連携することで動画や情報の拡散を狙うことができます。しかし、不特定多数の方が視聴できるため、セキュリティやブランディングにおいてリスクが生じてしまいます。そのため、リスクマネジメントを考えると、有料の動画配信サービスを利用する方がよいでしょう。
ライブ動画配信を行う際の注意点とは?
ライブを行う場合、まず初めに確認しなければならないのが中継を行う場所のインターネット環境です。安定した配信のためには、Wi-Fiではなく有線LANを接続できる環境で行うことが重要です。また、特に社外向けのライブ配信を行う際には、現場に技術スタッフを配置し、万が一のトラブルに備えるようにしましょう。
そのほか、以下の「重要ポイント3点」に注視し、動画配信サービスを選ぶことをおすすめします。
重要ポイントその1:マルチデバイスに対応している
社外に向けてはもちろん、社内向けの配信の場合も、出張時や在宅ワークなど多様な視聴シチュエーションに備え、マルチデバイスに対応している動画配信サービスを選ぶようにしましょう。パソコンのほか、タブレット端末、スマートフォンなど、様々なデバイスで視聴できることが重要です。
重要ポイントその2:オンデマンド配信を行える
ライブ動画配信した動画をそのまま、もしくは編集し、オンデマンド配信することで以下のようなメリットが得られます。
・ライブ配信を視聴できなかった視聴者が後日見ることができる
・動画コンテンツとして二次利用することで、収益化が見込める
・社内向け研修動画を次回以降も利用することで、研修コストの削減や業務の効率化が図れる
そのため、オンデマンド配信ができる動画配信サービスを選ぶとよいでしょう。
重要ポイントその3:有料配信など、ビジネス活用ができる
企業のWEBセミナーや講演会にライブ動画配信を活用することで、集客や収益のほか、会場費などを削減することができます。その場合、動画を有料配信できるか否かがキーポイントとなります。
さらに、チャット機能等がついている動画配信サービスを利用すると、視聴者のニーズを探りやすいため、よりビジネスとして活用できるでしょう。
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