動画配信の方法と種類を解説!企業が動画配信するおすすめの方法もご紹介
動画配信サービスの需要が高まっている現在、企業の担当者は、今まで以上に動画配信の方法について考えているかと思います。
動画配信のノウハウを既にお持ちだという方々もいらっしゃるでしょうし、そうでないという方々もいます。ここは大きな差が出てきてしまうケースなので、後手に回っている方々も、しっかり動画配信と向きあうモチベーションが必要です。
企業の担当者は、どのような形でスムーズに動画配信サービスをスタートさせることができるのか、分かりやすい動画配信するおすすめの方法について解説していきます。
動画配信の方法とは?
動画配信の方法は、大きく「ダウンロード配信」、「プログレッシブ・ダウンロード配信」と「ストリーミング配信」の3つに分類することができます。ここからは3つの動画配信方法について解説していきます。
ダウンロード配信
ダウンロード配信は、動画を視聴するために、動画データを予めパソコンやスマートフォン、タブレットなどにダウンロードしてから視聴する方法のことを言います。この方法は一度動画コンテンツをダウンロードすることができれば、インターネットがつながらないオフラインの環境でも、回線が切断してしまうリスクは関係なく動画を視聴することができます。
しかし、その動画配信が企業秘密のデータなどである場合、パソコンやスマートフォン、タブレットに動画コンテンツが保存されてしまっているため、動画が拡散されてしまう、動画が保存されているデバイスを紛失してしまうといったリスクを抱えることになります。動画配信の方法について考える場合、リスク管理について考えることもとても重要になってきます。
ダウンロード配信には以下のようなメリット、デメリットがあります。
ダウンロード配信のメリット
・オフライン再生ができる
・動画保存ができる
・一度ダウンロードしたら何度でも視聴できる
ダウンロード配信なら、オフライン再生が可能なため、いつでも視聴したいタイミングで、自由に視聴することができます。
ダウンロード配信のデメリット
・ダウンロードが完了しないと動画は視聴できない
・情報保護が難しい
・HDDやSSDなどに動画の容量分の空きが必要
ダウンロード配信は、ダウンロードまで時間がかかり、動画視聴するためにはダウンロードが完了するまで待つ必要があることです。コンテンツをダウンロードするためには、HDDの空きが必要になるため事前に確認も行いましょう。
また、コンテンツがダウンロードできると、情報が漏えいしてしまうリスクもあるため注意が必要です。
プログレッシブ・ダウンロード配信
プログレッシブ・ダウンロード配信とは、動画データをダウンロードしながら再生できるという動画配信方法です。ストリーミング配信方法と似ていることからプログレッシブ・ダウンロードは「擬似ストリーミング」とも呼ばれており、動画データをダウンロードしたところまでならオフラインで視聴することがきます。
YouTube はこのプログレッシブ・ダウンロード配信方法を採用しています。
プログレッシブ・ダウンロード配信のメリット・デメリットは以下の通りです。
プログレッシブ・ダウンロード配信のメリット
・ある程度の容量のダウンロードが完了した時点で再生をスタートできる
・動画データは端末に一時ファイルとして保存されるため、キャッシュが残っている限り保存された動画を何度も視聴することができる
・数十秒ほどの遅延は発生するがライブ配信も可能
・同時視聴者数が増えた時のサーバの負荷をCDN(※)という負荷分散の技術で減らすことができる
※CDN=コンテンツデリバリネットワークの略称で、Webコンテンツを効率的かつスピーディーに配信できるよう工夫されたネットワークのこと
プログレッシブ・ダウンロード配信は、ダウンロード配信よりもスピーディーに動画を再生できる方法です。
弊社のクラウド型映像動画配信プラットフォーム「クラストリーム」では、プログレッシブ・ダウンロード配信を採用しています。
プログレッシブ・ダウンロード配信のデメリット
・動画コンテンツ全体が端末にダウンロードされ配信されるため、コピーされやすい
・容量の大きな動画ファイルは再生までに時間がかかる
・同時視聴者が増加しすぎると、その分サーバに負荷がかかり視聴が困難になる可能性がある
プログレッシブ・ダウンロード配信ならスピーディーに再生できると思っていたら、同じタイミングで視聴しているユーザーが大勢で、スムーズに視聴できないことがあります。また、コンテンツが端末にダウンロードされ再生されるため、情報漏えいの問題も心配しなければなりません。
ストリーミング配信
ストリーミング配信とは、インターネットが繋がる環境で、動画を再生する方法です。 USTREAMやHuluでは、このストリーミング配信という方法を採用しています。
ストリーミング配信とプログレッシブ・ダウンロード配信はどの点が違うのかといえば、ストリーミング配信は、動画データを、パソコンやスマートフォン、タブレットにダウンロードさせない方法のことを言います。
そのため、企業の方々も、ストリーミング配信方法を採用すれば、情報漏えいの心配もなく、高セキュリティーで動画配信ができるため安心です。しかし、2020年末にAdobe FlashPlayerのサポートが終了し、ブラウザベースの動画配信においては不可能となっています。
ストリーミング配信によるライブ配信の場合、生放送(リアルタイム)で配信することができます。最近ではZoomなどを利用してWebセミナーを実施するなどの企業が増えています。
その場の臨場感を、そのまま視聴者へ伝えることができたり、コメント機能などがある場合、視聴者とリアルタイムでコミュニケーションを取りながら動画を配信することができるメリットがあります。
ストリーミング配信のメリット
・すぐに視聴できる
・セキュリティ面で優れている
・ほとんどの端末・通信環境でストレスなく視聴できる
ストリーミング配信では、動画や音声コンテンツの保存ができないため、勝手にコンテンツのコピーや不正利用を防ぐことができます。視聴者は視聴したいタイミング、好きな場所ですぐ視聴することができます。
ストリーミング配信のデメリット
・保存ができないため、オフラインでも再生できない
・通信環境が担保されないと安定した再生ができない
・配信専用のストリーミングサーバが必要
ストリーミング配信は、インターネット環境がない、オフラインでの再生ができなかったり、インターネット環境が悪い状態だと、映像や音声が途切れてしまうことです。
企業が動画配信するときのおすすめの配信方法
企業におすすめの動画配信方法は、プログレッシブ・ダウンロード配信です。企業の伝えたい情報をすぐに伝えることができます。
あらかじめ制作した動画をサーバーにアップロードし配信する方法のオンデマンド配信を活用すれば、企業は、ブランドイメージの向上を目的としたコンセプト動画や、製品・サービス紹介動画など様々なコンテンツを満足できるまで、何度も動画を撮り直し、納得したコンテンツをお客様に提供することができます。
生放送(リアルタイム)配信のライブ配信を活用すれば、その場の臨場感を、そのまま視聴者へ伝えることができ、今伝えたい最新の情報を視聴者に届けることができます。ただし、ライブ配信は一発勝負のため、事前の配信環境や道具のチェックは欠かさず行いましょう。
まとめ
いかがでしょうか。今回は動画配信の方法と種類について解説しました。動画配信の方法は、想像しているより簡単に採用できます。
最初に何をしていいかわからないという方は、動画配信サービスの専門業者に依頼してアドバイスを受けるというのも方法なのではないでしょうか。
クラウド型映像動画配信プラットフォーム「クラストリーム」は、録画した動画やライブ中継を、視聴者を限定して安全に配信できるサービスです。
配信方式は「プログレッシブ・ダウンロード方式」ですが、通信を暗号化することで「ストリーミング配信」と同等のセキュリティを保っています。
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